ポリシー

2019年9月30日

1.守秘義務について

弁理士には、業務上知り得た秘密を漏らし又は盗用してはならないという「守秘義務」が課せられています(弁理士法第30条)。そのため、当ブログでは、脳内情報のコンタミなどによって、この守秘義務に違反しないように細心の注意を払います。

その対策として、権利化状態が不確定である公開特許公報ではなく、学術論文や専門書などに記載されているポピュラーかつオープンな(SOTAではない)技術をメインに題材として取り上げる予定です。また、このような技術に関して既に特許出願や登録がなされている場合も十分あり得ますが、検討の時期を含む前提条件が異なっている以上、検討結果の優劣は判断できないものと考えています。すなわち、本ブログの投稿に関して、既存の出願明細書について批評を行う意図は一切ないことを表明します。

2.想定するターゲット層

当ブログは、AI&特許ともに中級以上の知識がある実務者向けのコンテンツです。特にAI分野の基礎知識については、インターネットや専門書で各自調べてください。

3.記事の作成方針

特許実務に関わっている人は既に理解していると思いますが、同一の技術であっても弁理士ごとに発明の捉え方(最重要ポイント)がそれぞれ異なるし、発明の捉え方が同一であっても弁理士ごとに表現の好みがそれぞれ異なります。

当ブログの記事はあくまでも一個人の見解、自学の成果物であって、唯一の正解でも模範解答でもない点について予めご了承ください。この事例検討では、この技術の本質部分を1個のクレームで表現するとしたら?という前提の下、その最終形に至るまでの思考過程の一例について述べています。そのため、メインクレームは、複数のバリエーション(構造的表現のサブクレーム)を網羅するような機能的表現が多くなると思われます。

4.記事内容の取扱い

当ブログに掲載されている文章、画像等の無断転載・無断使用を固く禁じます。

by PA Tora-O

Posted by PA Tora-O